
ももクロのリーダー・百田夏菜子さんがホストとなり、月替わりのゲストとトークを繰り広げるAERAの対談連載「この道をゆけば」。今号から新たにお迎えするのは、声優・俳優の津田健次郎さんです。連載開始時からの念願が叶って、ようやく実現した今回の対談。声優としてはもちろん、映画にドラマに引っ張りだこの津田さんが歩んできた道とは一体どんなものだったのでしょうか? AERA2025年8月4日号より。
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百田:よろしくお願いします! 久しぶりに津田さんとおしゃべりできるのを楽しみにしてました。こんなふうにお話しするのは、ドラマ「トリリオンゲーム」(2023年)でご一緒した時以来ですね。
津田:あの時、撮影現場に百田さんがいてくれてすごく助かりました。僕らは途中参加組だったから、どんな感じで現場にいればいいのかな?ってちょっと不安だったので。
百田:こちらこそ心強かったです。待ち時間にたくさんお話しさせていただきました!
津田:いろんな話をしましたけど、撮影の合間とは思えないレベルの会話でした。百田さんがどんなスパルタ教育を受けてきたか、とか(笑)。
百田:私も津田さんのこれまでの歩みを聞かせてもらいました。めっちゃ真面目トークでしたね。
津田:うん、深い話でした。「本番お願いしまーす」って言われたら一時中断して。
百田:で、お芝居してカットがかかったら、「さっきの続きなんですけど~」みたいな(笑)。お互い、話すペースがのんびりしてるところも似ていて。
津田:この感じでね(笑)。
百田:そう、この感じで。だからこそ話しやすかったですし、自分を飾ることなくいられたんだと思います。ドラマが終わった後も、私たちの舞台「第2回ももクロ一座特別公演」(23年11~12月)をわざわざ観に来てくださいましたね。
津田:明治座ですよね。総合演出の本広(克行)さんに誘っていただいたんです。すごい新鮮でしたよ。2部構成で、ライブのパートが始まるとモノノフさんたちのテンションがめちゃくちゃ上がって。とにかくポジティブな空気が流れていて、えも言われぬ感動をもらいました。