子どもは、かなさんが感じているようには、世界を感じないかもしれない。または、暗く感じても、「よし、なんとかしよう」とがんばるかもしれない。それを「暗い世界に産んでごめん。ダメよね」と、子どもの世界観まで決めつけるのは、傲慢というものです。
3は、それでいいのです。コメントを読んでも、何が正しくて、何が間違っているか簡単に分からないから、私達は、勉強を続けるのです。この状態に耐えられなかった人が、YouTubeで簡単に手に入る「陰謀論」にはまるのです。
僕は、今まで、図書館に通って、本を千冊以上読んで、たどり着いたという「陰謀論」を語る人に出会ったことがありません。だいたいみんな、手軽に映像を見てはまります。それは、「何が正しくて、何が間違っているか」分からない状態に耐えられないからです。
でも、真実はそんなに簡単には分からないものです。だって、世の中がこれだけ複雑になったのです。簡単に「これが歴史の真実だ!」とか「事件の陰にこんな陰謀が!」なんて、30分や1時間の動画で語れるはずがないのです。ですから、迷っているかなさんの態度はとても良いと僕は思います。
さあ、4です。1、2、3は、同じ種類の悩みですが、4がとても唐突だと感じませんか?
「世の中に通じなくなる」具体的なことは、何がありましたか? 職場とか家庭とか友人関係に通じないのではなく、「世の中」ですから、どんなことですか?
具体的に書いてみませんか。ただムードというか、なんとなくそう思うのではなく、「いつ、こんなことがあった」「いつ、こんなことを言われた」と明確に箇条書きにしていくのです。
そうすると、「ただムードで苦しんでいる」のではなく、「具体的な対処法」が浮かぶと思います。