
1の悩みは、多くの人が持っていると思います。朝から暗いニュースに接すると、本当に悲しい気持ちになります。共感力がある人ほど、つらさを強く感じます。こういう時は、「共感力なんかなければいいのに」なんてことまで思います。でも、たまにネットとかで、共感力をまったく持っているとは思えない人の議論とかを見ていると、「周りに親しい人は誰もいないだろうなあ」なんて思います。
無意識に共感することで、悪いこともあるけれど、良いことだってあるのです。
ですから、暗いニュースに接して、共感して心が暗くなったら、今度は、心を明るくするものに接する必要があると思います。明るいニュースは、なかなかニュースとして流れてこないので、明るい話題や美味しい食べ物や面白い物語(TVとか映画とか小説とか演劇など)や楽しい音楽や陽気な人などに接することで、なんとか、みんな心を前向きにしているのだと思います。
2の「罪悪感」は、感じる必要はないし、感じてはいけないと思います。罪悪感を感じなければいけないのは、かなさんが、この世界の「責任ある立場」の人の場合だけです。世界の帝王だの総理大臣だの創造主だの、とにかく、世界をコントロールし、創る立場の人なら、「罪悪感」を感じるべきですが、かなさんはそうではないでしょう。自分の責任じゃないのに、「罪悪感」を感じるのは、変です。それが行き過ぎると、「親子心中」なんてことになります。
「罪悪感」を感じるべきではないというのは、「親子心中」で、子どもを殺す親は、「このまま生きていても、何もいいことがないから死のう」とか「お前を一人だけ、この世に残しても、幸せになれない」と、決めつけて、親は子どもを殺すのです。つまりは、自分の世界観を子どもに押しつけているのです。