写真・図版(3枚目)| 海外大学へ進学か それとも日本の大学の帰国子女枠か… 子どものために海外へ 教育移住におすすめの国7選

タイ

「バンコクには160以上のインターナショナルスクールがあり、なかには日本語対応、英語初心者向けの学校もあります」

 親子ビザは、タイの場合も、留学できる子どもが2人いる場合、親2人がビザを取得できる。また、祖父または祖母も連れていきたい場合は1年更新の退職者ビザから5年以上のタイランドプレビレッジカードビザ、起業が簡単でかつ海外所得が非課税となるLTRというビザもあるため、さまざまなスタイルでの滞在が可能。

 移住先の環境もよく調べておきたい。

「子どもの学校のために田舎町に居住したものの、徒歩圏にショッピングセンターなどもなく、車を持っていないから暇を持て余し、日本に帰りたい気持ちが強くなり、うつ病になった保護者の方もいました」

 教育移住で最も大事なのは、子どもとの関係だ。

「子どもが移住に乗り気でなければ、インターナショナルスクールになじめず、早期に帰国することになります。現地に視察をした際には遊園地やバーベキューを楽しんだりして子どもの気持ちを盛り上げることが重要です。つまり親子留学の成否は、子どもの意欲次第なことを忘れないようにしてください」

こちらの記事もおすすめ 1億~2億円の資産をあっという間に食い潰して日本に帰国するケースも シンガポール在住10年のFPが語る移住の魅力と注意点
[AERA最新号はこちら]