写真・図版(3枚目)| 訪日客の混雑ぶりに「行けない」「行かない」 円安や物価高が夏の旅行計画に「影響あり」が半数【AERAアンケート結果発表】

 さまざまなモノの値段が上がり、いつもより出費がかさんでいるご時世です。それでも夏だから遊びに出かけたい……とはいかないようで、「夏ぐらいはお金を使って楽しみたい」は14.6%にとどまり、「夏も押さえ気味にお金を使いたい」が最多の37.2%。「お金を使って遊ばない」が2番目に多い25.1%という結果になりました。

 計画を立てるにあたって、予算を減らさなかった項目としては、「食事」(46.9%)がトップ。逆に、予算を抑えたものとして最も多かったのが「宿泊費」(35.4%)でした。

 なかなか財布の中を気にせずに、という状況ではなさそうです。
 

訪日客のあまりの混雑ぶりに…

 では、どこに出かけるか。最近の観光地は、どこに行っても外国人旅行者の姿が目立ちますが、訪日客が多そうな場所を「できるだけ避ける」が40.9%。「絶対に避ける」も28.5%を占めました。訪日客が多いかどうかを「気にしない」は28.1%でした。

「母と毎年旅行に行くが、メディアの報道を聞いて、『外国人も多く物価高、インバウンドを感じるので今年は行かなくていい』と言われました」(60代、女性)
 

 その訪日客の多さなどから、目的地としては避けた場所として最も多く挙がったのが「京都」。あまりの人の多さに「うんざり」といった声が複数ありました。
 

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