楽天証券経済研究所 チーフ・ストラテジストの窪田真之〈くぼた・まさゆき〉さん(撮影・佐藤創紀/朝日新聞出版写真映像部)
楽天証券経済研究所 チーフ・ストラテジストの窪田真之〈くぼた・まさゆき〉さん(撮影・佐藤創紀/朝日新聞出版写真映像部)
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 日経平均株価は2024年12月27日の4万281円から2025年4月7日の3万1136円まで9145円も下落。その後7月に4万円台を回復。こうした波乱局面で押し目買いが有効なセクターを中心に「手堅い高配当株」30銘柄を。【本記事はアエラ増刊「AERA Money 2025夏号」から抜粋しています】

【ランキング画像】1位は配当利回り6.31%「手堅い」高配当株ベスト30はこちら!

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 楽天証券経済研究所チーフ・ストラテジストの窪田真之さんが、「多少の上げ下げは気にせず、長期保有できる手堅い株」を予想配当利回りの高い順に並べたのが次ページに掲載した表の30銘柄だ。

 過去最高益予想(3月決算企業は2025年3月期第3四半期決算時点の通期予想が主)の好業績銘柄が多いが、株価は全体相場につられて「割安」から「激安」レベルになった銘柄も。

決算資料マスト

 選定の際に窪田さんがこだわったのは、「決算説明会を開いていること」「決算短信以外に丁寧な決算説明資料を出していること」。

高配当株の中には『もう成長しそうにない』と投資家から思われている不人気株もあります。

 そのイメージが間違っていて、『実は素晴らしい会社ですよ』ということを確かめる資料としては決算短信だけでは足りません。決算説明資料も読みましょう。

 利益が出るビジネスをしていて、投資家からの評価を上げるためにどんな努力をしているかを企業自身が説明できているかどうか。

 そこに納得してから投資するべきですし、そもそも決算説明資料も出していない企業はIR(投資家向け広報)の姿勢に疑問が残ります」

 安定配当に期待するなら、配当の原資となる自己資本が豊富にあるかも大事。

 窪田さんによる、いい高配当株を見つけるヒントは次に挙げる(1)〜(3)だ。

本記事が丸ごと読める「AERA Money 2025夏号」はこちら!
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