代表作にはまだ出会っていない
エンターテイメントジャーナリストの中村裕一氏は、伊原の躍進をこう分析する。
「過去に2度ほどインタビューをしたことがありますが、自分より周りの人のために頑張れるタイプだと語っていたのが印象に残っています。また『自分から役をつかんでいけるようになりたい』とも語っていました。ダンス部で鍛えたアグレッシブかつ前向きなその姿勢に多くの人が惹きつけられるのではないでしょうか。今は役の幅を広げるべく、さまざまな役にチャレンジしていますが、あえて言うとすれば、『伊原六花といえばこれ』という、多くの人たちをうならせる代表作にはまだ出会っていないと言えるかもしれません。しかし、それは俳優としてもっともっと進化する余地があるということ。数年後、どんな俳優に成長しているのか非常に楽しみです」
代表作に巡り合えたら、女優としてさらなる高みを目指せそうだ。
(高梨歩)
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