
きっかけは元航空幕僚長の田母神俊雄さんだったという。
「番組で6年間ご一緒させていただきましたので。『だいぶ右に振り切れた』と言われるんですが、ヨーロッパもアメリカも、自国をどう守るかを大事に考えています。自国ファーストというのを各国が打ち出している中で、日本が自国ファーストじゃないとバランスがとれないですよ。そういう意味では今でいうところの王道じゃないかと思っています」
参政党に入党したのは直近だ。「ただ、議員さんとはよく番組でご一緒していました。参政党の神谷宗幣代表とは『チャンネル桜』でも会いましたが、神谷さんがまだ吹田市議の頃から存じあげているんですね。話もたくさん聞いていましたので、理念とかは共感する部分が大きかったです」
「まだなんとも読めません」
7議席をめぐり32人が立候補した東京選挙区。一部報道はさや氏の優勢を伝えている。
「ありがたいですけど、激戦です」
公示直前に立候補を表明した無所属の山尾志桜里氏(50)については、「かなりウィングが広いという印象です」
参政党は、選挙区に45人、比例代表に10人の計55人を擁立した。参政党の選対関係者によると、目標は当選6人だという。東京選挙区をどう見ているのか。
「前回の参院選(2022年・改選6)は山本太郎さんが得票率9.0%で、6人目の当選。落選となった得票率が7番目の海老澤由紀さんが8.4%だった。そのくらいが今回のボーダーラインになるのかなと見ています」
参政党は6月22日投開票の東京都議選で、立候補した4人中、3人が当選。報道各社による参院選の比例投票先を尋ねる世論調査でも、約6%~7%と上昇傾向だ。
「都議選での参政党の得票率は世田谷区10.9%、練馬区10.3%、八王子市9.0%、大田区8.7%といずれも8.4%を上回っています。これら立候補した4つは温まっている。ただほかが未知数で、まだなんとも読めません」と引き締める。