ドラフト同期たちはメジャー挑戦中
NPBから一度離れた選手が、再び1軍の舞台に返り咲くのは非常に厳しい。2度の本塁打王に輝くなど通算360本塁打をマークした村田修一(現DeNA野手コーチ)は17年限りで巨人の戦力構想から外れ、翌18年は独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスに入団したがNPB球団からオファーはなく、同年限りで現役引退を決断した。ロッテで首位打者や盗塁王を獲得し、球界を代表するリードオフマンとして活躍した西岡剛も18年限りで阪神を退団すると、独立リーグからNPB復帰を目指したが叶わなかった。
高山と共に2015年のドラフト1位で入団した大卒の選手には、今永昇太と吉田正尚がいる。今永はカブスのエースとして活躍し、吉田はレッドソックスで右肩のリハビリを経てメジャーの舞台で復活を目指している。同じ年に阪神の5位指名で入団し、最多勝に2度輝いた同学年の青柳晃洋(フィリーズ傘下2A)も異国の地で奮闘している。
高山も負けられない。吉報が来ることを信じ、ファームの地で戦い続ける。
(今川秀悟)
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