
よゐこの濱口優さんは一人暮らしの経験が長かったことから、家事は「自分でやるのが当たり前」。積極的に家事に関わる一方で、数々の失敗談も。妻・明奈さんに注意されてしまった驚きの家事とは。(全2回の2回目/前編から続く)
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――家事シェアという考え方についてどう思われますか。
僕は一人暮らしが長かったんですよ。それこそ20年以上です。つまり一人でも生活できていたわけで、掃除、洗濯なんかは当たり前にやっていました。料理はやらなかったんですけど(笑)。それが、結婚してシェアしましょうとなった途端にできなくなるというのがずっと「?」で。やれるんだからやればいいじゃんって、いつも思うんですよ。
――たしかに結婚するまで自活していたという男性は当然多いはずですよね。
だから、なんで揉めるんだろうと。家族ができた途端に、女性に任せきりになってしまうというのは理解が難しくて。
僕がまだ独身のころ、「結婚したら楽になるよ」とか「便利になるよ」みたいなことをよく言われたんです。そのときは「そうなんだ」くらいに思っていたんですけど、実際に結婚してみると、そう言っていた人たちはみんな、家事を全部やってもらっていただけじゃんって思ってしまって。
僕自身は何も苦じゃないというか、やらなきゃいけないという使命感があるわけでもなく、自然に家事に取り組めていると思います。
「布巾を分けてほしい」
――お互いに自活している期間があっても、そのときの生活習慣の違いもあると思います。家事の進め方ですれ違うケースもあるのではと想像します。
それはまさに、注意されたことがあって。僕は同じ雑巾でいろんなとこを拭いてしまうんですよ。たとえばキッチン周りの水滴をぬぐった布巾で食卓を拭くとか、食器洗いの後に食器をぬぐった布巾でシンクも拭いてしまうとか。「それは分けてほしいなあ」と言われました。
――それは効率を求めての習慣だったんですか。
いちいち変えるのが面倒くさいというのもありますけど、僕の中では布巾につける泡はきれいなのは一緒やし、ここでも使ってるし、ラストもこれでいってまえばいいか!みたいな感じでした。でも、「食事をするところはやっぱり衛生上、違う布巾で拭いてほしいなあ」と言われて、「たしかにそうやな」と。