ボランチは5人。本来ならば坂光希(柏レイソル)を入れたいが、残念ながら長期離脱となった。それ以外でメンバーを考えると、まずは代表歴があり、今季好調なチームで主力を張る川崎颯太(京都サンガF.C.)、そして33歳ながら今季リーグ戦で走行距離&デュエル勝利数トップにして7得点を決めて充実のシーズンを過ごしている稲垣祥(名古屋グランパス)を呼びたい。さらにボールハンターとして進化を遂げている21歳の宇野禅斗(清水エスパルス)、天才的なボールタッチが魅力の司令塔・森田晃樹(東京ヴェルディ)、抜群のパスセンスと戦術眼で今季好調な山本悠樹(川崎フロンターレ)をセレクト。中島洋太朗(ともにサンフレッチェ広島)は負傷離脱中のために泣く泣く外した。

 ウイングバックは4人。6月シリーズで初招集されて代表デビューも飾った俵積田晃太(FC東京)と佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)を、さらなる成長を期待しながら引き続き選ぶ。その上で、精度抜群の左足で昨季2得点8アシストをマークし、今季はチーム事情でボランチでも好プレーを見せている東俊希(サンフレッチェ広島)、突破力と得点力を併せ持ち、豊富な活動量でチームの上位進出に貢献している久保藤次郎(柏レイソル)を選びたい。サイドバックながら昨季9得点を挙げた濃野公人(鹿島アントラーズ)は怪我明けということもあって選外。日本代表の魂を伝達する役目を担う長友佑都(FC東京)も今回はコンディション優先で外した。

 シャドーには多くの選択肢があるが、まずは前回のE-1選手権得点王&MVPでJリーグでも違いを見せている相馬勇紀(FC町田ゼルビア)、高い得点能力で昨季11得点を挙げ、今季も5月以降のリーグ戦8試合で5得点を決めて調子を上げてきた宮代大聖(ヴィッセル神戸)の2人に加えて、高い技術と献身性が魅力で今季ひと皮剥けたプレーを披露している渡邊凌磨(浦和レッズ)、さらに大卒ルーキーながら圧巻のスピードとパンチ力で高い能力を見せている中村草太(サンフレッチェ広島)を選びたい。低迷するチームの中でも印象的なプレーを見せている長谷川元希(アルビレックス新潟)も入れたかったが、チーム事情も考慮して外した。

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