1トップのFWは3人を選ぶ。1人目は、6月シリーズで代表通算2ゴール目を決め、Jリーグでも調子上向きの23歳・細谷真大(柏レイソル)。E-1選手権をきっかけにさらに自信を深めてもらいたい。2人目は原大智(京都サンガ)。チームでは3トップのサイドの位置に入って幅広くピッチを動き回って攻撃を潤滑させる役目も担っているが、代表では191cmの長身を活かして中央でのプレーを期待したい。現在の森保ジャパンに欠けているピースである「試合終盤の切り札としての長身ストライカー」になれる可能性がある。

 そして最後の1人、やはり期待せざるを得ないのが、鈴木優磨(鹿島アントラーズ)だ。Jリーグでのプレーを見れば「代表に入るべき」選手であることは明らか。たとえ「E-1のみ」となってもいい。日本代表ユニフォームに袖を通した鈴木優磨を見てみたい。復活を遂げた北川航也(清水エスパルス)の招集も期待したいが、まずは鈴木優磨を最優先に考えたい。

 “サプライズ”は、果たしてあるか。W杯予選とはまた違った日本代表の戦いは、Jリーグにさらなる活気を呼ぶはずだ。

■E-1選手権メンバー「26人」の予想

<GK>

大迫敬介(サンフレッチェ広島)

早川友基(鹿島アントラーズ)

ピサノ・アレックス幸冬堀尾(名古屋グランパス)

<CB>

高井幸大(川崎フロンターレ)

鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)

安藤智哉(アビスパ福岡)

古賀太陽(柏レイソル)

中野就斗(サンフレッチェ広島)

佐々木旭(川崎フロンターレ)

市原吏音(RB大宮アルディージャ)

<ボランチ>

川崎颯太(京都サンガF.C.)

稲垣祥(名古屋グランパス)

宇野禅斗(清水エスパルス)

森田晃樹(東京ヴェルディ)

山本悠樹(川崎フロンターレ)

<WB>

俵積田晃太(FC東京)

佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)

東俊希(サンフレッチェ広島)

久保藤次郎(柏レイソル)

<シャドー>

相馬勇紀(FC町田ゼルビア)

宮代大聖(ヴィッセル神戸)

渡邊凌磨(浦和レッズ)

中村草太(サンフレッチェ広島)

<FW>

細谷真大(柏レイソル)

原大智(京都サンガ)

鈴木優磨(鹿島アントラーズ)

(文・三和直樹)

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