
2024年5月にCDデビューを果たしたAぇ! group。6月18日にサードシングル「Chameleon」リリース、8月にはフェス出演を控えるなど順風満帆な彼らが、「目標」を口にするようになった理由は。Aぇ! groupメンバーの末澤誠也が明かす。AERA 2025年6月23日号より。
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「いままでやっていない新しいことをやろう」という、“決まりごと”に飽きたらない、進化に貪欲な末澤誠也だが、同時に「疑問に思ったら腑に落ちるまでできない」「頑固な」性格でもある。それゆえに、「遠まわりをしてきた」と明かす末澤が、2019年、24歳のときに運命的に出会えた仲間がAぇ! groupだ。24年のCDデビュー後は順風満帆。6月18日、サードシングル「Chameleon」が発売となる。熱いロックチューンだった前2作とは趣が異なる楽曲だ。
「曲調おしゃれやけど、けっこうAぇ! groupの個性が出ているなと思います。歌詞がしっかりAぇっぽいから、歌わされてる感がない。ユニゾンはラスサビだけで、それまでソロまわしというのも新しいし、振付も全然違って、サビで全員がセンターに来るようなフォーメーションとか、いままであまりなかったパフォーマンスにも注目してもらえたらなと思いますね」
同時収録曲の振り幅の広さもまたAぇ! groupらしい。例えば、正門良規主演ドラマの主題歌「Destiny」は末澤が好きな「未練タラタラソング(笑)」。
「『好きなんだよ こわいくらい』ってワード、狂気的じゃないですか。もし現実世界で言われたら、バリひくし、めっちゃ怖ないですか?(笑)。でも歌になると、なんか気持ち入りやすい。別の伝わり方するというか。ストレートな歌詞だから、余計にね」
ほか、Jr.時代からのオリジナル曲「Stray dogs.」は、末澤がWEST.の神山智洋に頼んで生まれたもの。