6月23日で58歳になる南野陽子。15日には、40周年にして初めてオフィシャルファンクラブを開設した
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 6月23日に58歳の誕生日を迎える俳優の南野陽子(57)。約1年半前に前夫と離婚したことで、業界内では「クリーンなイメージに好転した」との声も聞かれる。

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 南野は今月、かつて在籍した兵庫県の松蔭中学校・高等学校の系列校である神戸松蔭大学の客員教授に就任。2日に行われた調印式では、報道陣を前に「皆さん、私に何ができるんだと思われていると思います。私も本当にそう思います」と自虐的に語り、「学生さんたちよりも私のほうが学ぶことが多いんじゃないでしょうか」などと謙虚にコメントした。

 同大学は4月の男女共学化に伴い、文学部の英語学科を「グローバルコミュニケーション学科」と名称変更。異文化理解の強化を目指す中で、メディア分野での経験が豊富な上、2023年から日本とカンボジアの交流を促す親善大使を務める南野に白羽の矢が立ったようだ。

 一方、同大学は近年、慢性的な定員割れが続いていたことから、ネット上では「藁をもつかむ思いで、有名人の南野陽子に依頼したのでは?」「ナンノ先生は客寄せパンダ?」といった声もあり、今後の“ナンノ効果”が期待されそうだ。芸能ジャーナリストの平田昇二氏が話す。

「南野さんは学生時代を神戸で過ごし、08年から出身地である兵庫県伊丹市の大使も務めていますから、そうした縁でオファーを快諾したのでしょう。話題作りといった声も一部ではありますが、そうした側面があったとしても、南野さんのこれまでの経験やキャリアで培った知見などを異文化交流や多文化理解に関心のある学生に伝えることは、それなりに有意義なことだとは思います」

前夫の逮捕、そして離婚

 南野といえば、芸能界デビューするため高校在学中に上京し、東京の堀越高等学校に編入。1985年から主演を務めたフジテレビ系ドラマ「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」の2代目・麻宮サキ役で大ブレイクを果たすと、80年代後半を代表するトップアイドルに上りつめた。

 また、近年は2020年放送のTBS系ドラマ「半沢直樹」第2シリーズや21年放送の日本テレビ系ドラマ「ネメシス」などの話題作に出演。現在は伊野尾慧と伊原六花がダブル主演を務めるフジテレビ系「パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実」に主人公の母親役として出演した。エンタメ誌の編集者が語る。

「当時、中山美穂さん、浅香唯さん、工藤静香さんと共に『アイドル四天王』と呼ばれた南野さん。人気絶頂の1988年に主演を務めたフジテレビ系ドラマ『熱っぽいの!』では看護師役を演じ、2番手の村上弘明や3番手の中村繁之といった二枚目が演じる役ではなく、田代まさし演じる脇役の医者とくっつくという、大どんでん返しが話題になったこともありましたね。デビューから40年たった現在も第一線で活躍できているのは、華のある存在感や演技力はもちろん、愛嬌のある謙虚な人柄も理由なのでしょう」

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