中島歩(写真:REX/アフロ)
中島歩(写真:REX/アフロ)
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 毎朝、豪華な俳優陣が出演するNHK連続テレビ小説「あんぱん」。そんな中で、視聴者の癒やしとなっているのが、ヒロイン・のぶの夫である次郎を演じる俳優の中島歩(36)だ。物腰が柔らかく心やさしい次郎は、絵に描いたような好青年だ。

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 第48回(6月4日放送)では、太平洋戦争に勝てないと冷静に情勢を見ている航海士の次郎の姿が描かれる。一方、のぶは生徒に愛国精神を教える教師という立場。のぶから「日本が勝つ」と強い口調で反論されると、「分かったき。君の生徒らあの気持ちが少し分かった」とのぶの肩を抱き寄せ、「教室では、いつもそんな風に勇ましく教えゆうがやろうな」と、のぶの立場を理解して抱きしめる包容力を見せた。このやりとりにSNSでは「次郎さん…かっこえーなぁ」「世界中に行っていた次郎さんは、この戦争に勝ち目がないことにはようから気づいてたんやろうね」などの声が飛び交っていた。

「のぶ(今田美桜)は嵩(北村匠海)の妻になるという将来を私たち視聴者は知っているため、次郎が登場した際、どうせ振られてしまうだろうと大勢の人が思っていたと思います。予想通りのぶは一度、縁談を断ります。ところが次郎の考え方や雰囲気が、早くに亡くなった父親の結太郎(加瀬亮)に似ているため、次第に引かれていき、大方の予想を裏切り結婚に至りました。視聴者からは『のぶさん、嵩と一緒になる前実際も1度結婚してたのね』『次郎さん死んでしまうのだろうか』など、驚きと今後を憂う声が多くあがっていました。端役だと思われていた次郎さんですが、長身で端正な顔立ちに渋い低音ボイスと、その存在感は抜群。優しい役柄も相まって、特に女性視聴者を魅了しています」(テレビ情報誌の編集者)

 一方で、ドラマでは戦況が悪化し、次郎の乗っていた船も徴用されるなど、のぶとの別れを予感させるシーンが増えている。SNSでも「これ、完全に退場するやつじゃん…」「見るのが怖い」との声が上がっており、次郎ファンをやきもきさせているようだ。

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