
(テスタ)こういう動画の人気もあり、新NISAもはじまり、投資人口も増えていると思うんですけど、何か変化を感じますか?
(武藤)圧倒的に感じます。ここ1年間の変化が特に大きいです。2024年は新NISAの開始と株式市場の盛り上がりがどんぴしゃで重なりました。
私も学生時代の友人から「武藤、動画に出てるな」と言われたり。しかも複数回、別の人から。これまでそんなこと一度もありませんでした。
(テスタ)僕も20年近く投資してきて、世の中の見方みたいなものが変わってきた気がします。20年前だと、投資は悪いこと……とまで言わないですけど、「なんかよくないことをやってる」ぐらいの感じ。
それが「よくも悪くもない」ぐらいになり、だいぶ「普通」になってきた。株っていうとパチンコなどのギャンブルと似た感じで受け取られていたから。
(武藤)わかります。投資というと「ラクして儲けるためにやってる。汗水垂らして働いてない、けしからん」というような。
動画でも「投資はラクして稼げるものではない」ということをさりげなく強調しているつもりです。
マヂラブ優勝前
(テスタ)今でも覚えてるんですけど、最初の打ち合わせでお会いしたとき「テスタさんを出すことで再生回数を1万回に乗せたい」って言われたんですよ。
(武藤)1万どころかすぐに10万、20万と伸びましたね。視聴回数が跳ねたきっかけは、テスタさんがSNSで「マヂラブさんをはじめ関係者全員が動画に情熱を注いでいる。その場に僕も参加できてうれしい」と書いてくれたことです。
あの投稿が共感を呼んで、再生回数やチャンネル登録者数が爆発的に伸びました。
(テスタ)「学べるラブリー」のシーズン1がはじまったのは、マヂラブが2020年12月に「M–1グランプリ」で優勝する前のことです。
「そんなに売れてないときに自分たちを起用してくれたから、M–1で優勝して忙しくなったけど、松井証券さんの動画は絶対に断らない」とマヂラブが言っているのを聞いて「すごくいい話だな」と。だからツイッター(当時)に書いたんです。