
【iDeCoに関する議連の提言(抜粋)】
確定拠出年金については、NISAと比較して多数の主体が関与する複雑かつ高コストな制度となっていることを踏まえ、厚労省は、内閣官房や金融庁など関係省庁の協力の下、iDeCoにおけるプラットフォームとしての国民年金基金連合会の役割を含め、制度の在り方及び大胆な改革について、本年度中に検討に着手し、可及的速やかに結論を得た上で、抜本的な手続の簡素化や手数料改善を速やかに実施すべきである。
(編集部からの質問)iDeCoの「手数料改善」について提言で触れられていた。具体的にはどのような手数料体系を想定しているか。「この手数料は撤廃を」などの考えはあるか。
(岸田さんの回答4)議連では、確定拠出年金の仕組みが複雑かつ高コストな制度となっているため、制度の在り方について、本年度中に検討に着手し、可及的速やかに検討を得るべき、と提言した。
これを踏まえ、厚労省においては、速やかに内閣官房や金融庁などの協力を得て検討を進めていただきたいと考えており、その結果、手数料の改善につながることを期待している。
取材・文/中島晶子(AERA編集部)、大場宏明

編集/綾小路麗香、伊藤忍
『AERA Money 2025夏号』から抜粋
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