(撮影はいずれも写真映像部・佐藤創紀)
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 フラットで既成概念にとらわれることなく、活動している俳優の窪塚洋介さん(46)。離婚、再婚を経て、現在は2人の子どもを持つ父でもある。窪塚流の子育て術と“ちょっと変わった家族の形”について、話を聞いた。

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【続きはこちら】:芸能生活30年の窪塚洋介が振り返る大きな「転機」 起こったこと自体には「良い」も「悪い」もない

――お子さんは2人。俳優として活躍中の長男の愛流さん(21)、長女のあまとさん(7)がいらっしゃいます。子育てで大切にしていることは。

 子どもとはいえ、自分のものでもないから、「一人の人間として尊重する」ということを大事にしています。彼らが「自分で選んで決めること」を促すようにしています。

娘はまだ小学生なので、まずは「この世界を楽しむ」ことが大切。そのための“自分の選択”ができるようになってもらおうと考えています。その後で、いろいろなことに感謝する大切さや、人に迷惑をかけられても許すことなどを教えていこうかと。いまは土台を伝えているところです。

失敗しても選択肢はある

――『窪塚洋介の人生攻略本』(サンクチュアリ出版)によると、子どもに不安を植えつけないことを大切にされているとか。

 愛流には、「そんなんで大人になったら、ヤバイよ」ということは、きちんと教えてきましたけど、根本的なところで、「命を楽しんでいく」ということにまつわる不安は、なるべく与えないようにしてきました。「失敗しても、そこからの選択肢はある」ということは、体を張って教えてきたところがありますね。僕みたいにマンションから転落しても大丈夫だよ、と(笑)。

――愛流さんは俳優として活動しています。ご自身と同じ職業に就いたことに対してはどのように感じていますか。

 嬉しさ半分、不安半分ですね。今は彼の力を信じるようにしています。そのほうが自分も楽だし、彼も伸び伸びと力を発揮できますしね。

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