
宮中晩餐会にはカズやマルシアが
ルーラ大統領が招かれた宮中晩餐会には、ブラジルでプロのキャリアをスタートさせた“キングカズ”こと三浦知良選手やブラジル出身の解説者セルジオ越後さん、歌手のマルシアなどブラジルにゆかりのある人たちも招待されていた。そこから3カ月を開けずに実現した佳子さまのブラジル公式訪問には、大いに意味があるとつげさんは続ける。
「佳子さまは日本との外交関係樹立の130周年で訪問されましたが、これから100年、200年先も日本とブラジルが強い結びつきとなるターニングポイントとなるのではないかと思います。このタイミングで佳子さまが訪問されたことで、両国の関係がより親密度を増し、さらなる交流が続くきっかけになるはずです」
皇室は、海外に移住した日本人やその子孫の日系人に心を寄せ、長く交流を続けている。世界には500万人の日系人が暮らしているが、ブラジルに住む日系人は270万人と世界最多だ。そうしたことからブラジルに上皇ご夫妻は皇太子殿下・皇太子妃時代の1967年に訪問。上皇ご夫妻の子どもたちである天皇陛下、秋篠宮さま、黒田清子さんのお三方は、初めての公式外国訪問としてブラジルを訪問されている。また、佳子さまの姉・小室眞子さんも2018年にブラジルを訪れており、佳子さまにバトンが引き継がれたところだ。
“ほほ笑みのプリンセス”佳子さま
そんな佳子さまに期待するのは、「ほほ笑みのプリンセス」の“再来”だ。23年11月に南米・ペルーを訪問された際、現地メディアから佳子さまは「ほほ笑みのプリンセス」と報じられた。つげさんは、ブラジルでの行く先々で佳子さまの「ほほ笑み」を大いに期待する。「ほほ笑みのプリンセス」の“再来”だ
「いまは世界が混沌としていて、平和が脅かされている状況です。“ほほ笑みのプリンセス”と称される佳子さまの柔らかな笑顔は、日本が平和を志向する国であることを指し示すもの。佳子さまのほほ笑みから、天皇、皇后両陛下をはじめ、皇室の方々が平和を願われていること感じ取ってもらえるのではないでしょうか。日本とブラジルが共に平和の道を歩もうということが現地のブラジルの人たちに伝わると思います」
10日には首都ブラジリア、12日はリオデジャネイロ、14日はフォス・ド・イグアスを訪れる。15日にサンパウロからアメリカ経由で17日(日本時間)帰国するまで、ブラジルと日本の絆を深める、佳子さまのほほ笑みがたくさん見られることだろう。
(AERA編集部・太田裕子)
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