「ザ・昭和」タイプと言えば、お父さんは亭主関白で、家では自分で何もできない人で、全てお母さん任せ。食事のときに、お母さんが事前に「熱いよ」と言わないで、お父さんが食べたときに「熱っ」ってなったら、ブチ切れて食卓の席を立ってしまう(笑)。 お酒を飲むときも、お母さんがお父さんの好みのお酒を完璧に作っていました。
兄、姉、私の三人の子どもの子育ても全てお母さん任せで、おむつ替えも3回ほどしかしたことない。そんなお父さんが、最近、お米が品薄になっていた時期に、お米屋さんに1時間並んで買ってきてくれたんです。それは大ニュース!(笑)
ryuchellとの初対面でのお父さんは
そんなお父さんに初めて、ryuchellを会わせたときは、同棲を始めるときだったんですよ。お母さんからは先に「同棲するんなら、会っとかなあかんわ」って言われていて、お父さんとお母さんが大阪から東京に来てくれました。ryuchellと4人で鉄板焼きに行き、それが初対面。
お父さんが気難しいタイプだからお母さんがうまく回してくれるんです。時には噓も方便でうまく転がしつつ。もし、お母さんがryuchellのことを話してくれることなく、お父さんにいきなり“ryuchellです”みたいなことになったらたぶん、”同棲なんて”って絶対反対されていた。
お母さんが先回りして「ryuchellは、こんないい人で」とか「東京でひとり暮らしするより、ryuchellが一緒にいてくれたほうが安心やし」とか「ほんまに一緒に一生懸命、力を合わせてやっていこうと本気で思っているみたいやし」とか、お父さんに対してプレゼンじゃないですが、たくさん話をしてくれていた。それありきのryuchellとの初対面なので、お父さんも別に「じゃぁいいよ」って感じ。だから、お父さんとのことは全てお母さんがいたからうまくいく。
それで、鉄板焼きでの食事は和やかに進んで、最後のほうでお父さんが「一緒に、住むねんな?」とひと言。ryuchellからしたら、ちょっと怖めの爆弾が落ちてきた感じ(笑)。怒ってはいないけど、なんせ、お父さんは見た目もめっちゃ怖いんで(笑)。私が生まれたころで、私は記憶にないですが、新大阪駅で何もしていないのに、ビジュアルの怖さだけで警察官に声をかけられ連行されかけたらしいですよ!(笑)