西出さんは、こうした自然な一致は、「気持ちも一体となっている」からだと指摘する。

「私はマナーの講習などで、『マナーは型ではなく心』と話しています。お辞儀の仕方(型)を学んでも、心がないと相手には伝わりません。ご一家の三人揃った立ち振る舞いやお辞儀から、気持ちをひとつにし、沖縄にお心を寄せている姿を見せていただいた気がいたしました」(西出さん)

 沖縄での戦争の記憶に、気持ちをひとつにして向き合われた天皇、皇后両陛下と愛子さま。天皇、皇后両陛下は訪問の初日の感想を、「初めて3人揃って沖縄県を訪れることができ、うれしく思います」と公表している。その気持ちはきっと愛子さまも同じだろう。

(AERA編集部・太田裕子)

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