松平健と離婚後、現夫と再婚

 大地といえば、中学在学時に芸能界に興味があることを親に打ち明けると、元・職業軍人である父に猛反対されるも、宝塚歌劇団は「軍隊並みに規律が厳しい」として宝塚音楽学校への受験を許されたという。そして、1982年に月組トップスターに上りつめ、29歳で退団すると、その後も舞台やドラマなどで活躍を見せた。

 今回、意外にも初主演映画となる「ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~」が公開された大地だが、同作についてエンタメ誌の編集者が語る。

「過去の舞台では、シャネルのトップデザイナーであるガブリエル・シャネルの12歳から70代までを一人で演じきったこともある大地さんですが、今作の『ゴッドマザー』では世界的デザイナーであるコシノ三姉妹の母・コシノアヤコの15~92歳を一人で演じていて、映像作品ということもあり大地さんのプレッシャーは相当だったようです。大地さんいわく『15歳の役作り』がもっとも難しかったようですが、作品を見た人からは、木村祐一さん演じるアヤコの父親とも『ちゃんと親子に見える』と評判。改めて大地さんの女優としての力量とすごみ、そして“年齢不詳ぶり”に驚かされる作品といえます」

 なお、私生活では90年に、舞台「風と共に去りぬ」などで共演した松平健と37歳で結婚したが、2003年に離婚。その約3年半後の07年3月に12歳下の森田氏と婚約を発表し、同7月にフランス・シャンパーニュ地方で挙式した。前出の編集者が振り返る。

「結婚式は、森田さんが大のシャンパン好きであることから、シャンパン製造会社『モエ・エ・シャンドン』が世界中のVIPをもてなすための迎賓館を特別に貸し切って行われました。現在、森田さんと結婚して18年がたつ大地さんですが、時間をつくっては国内外で夫婦旅行を楽しんでいるようで、今年4月にもハワイでグルメツアーを堪能した様子。大地さんのインスタグラムでは、旅先でもラブラブな2人の様子を見ることができます。こうした気の合うハイセンスな夫との息抜きも大地さんがいつまでも若々しくキュートでいられる理由なのでしょう」

 今年1月期ドラマでは、21年から続くフジテレビ系主演シリーズの第3弾「最高のオバハン中島ハルコ~マダム・イン・ちょこっとだけバンコク~」が放送され、コミカルな演技と圧倒的な存在感が話題になった大地。来年70代を迎えても、主演俳優としてパワフルに活躍し続けそうだ。

(小林保子)

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