
イメージと違い「スポ根」の一面も
戸田のデビューのきっかけは、90年のホリプロタレントスカウトキャラバン。見事グランプリに輝くと、翌年には事務所の先輩であった鈴木保奈美主演のスペシャルドラマで女優デビューした。その後、93年にNHK連続テレビ小説「ええにょぼ」のヒロインに選ばれ、知名度は全国区となった。
「90年代末から2000年代初頭にかけてヒットしたドラマ『ショムニ』シリーズも戸田さんの代表作と言っていいでしょう。彼女は秘書課のリーダー役を演じ、主演の江角マキコさん演じる総務部庶務二課の問題社員のライバル役として登場し、コミカルな演技で人気作をけん引しました。ショムニのメンバーとは、コロナ禍で中断するまでは年1回同窓会をしていたほど仲が良かったそうです。女性誌の取材に『子どもを連れてくる人もいて、親戚同士の集まりのような感覚。私にとっても思い出深い作品です』と答えていました」(同)
プライベートでは2010年に医師の男性と結婚し、12年に長女、14年に次女を出産。現在は2児のママでもある。
最近は家庭での様子をインタビューで話しており、「料理は私が担当ですが、主人は掃除が上手です。主人もキレイ好きなので、家の中がいつも清潔で助かります」と語っている(「CHANTO WEB」2021年9月21日)。こうした発言からも上品なイメージが強い戸田だが、実はスポ根の持ち主という意外な一面もある。
「学生時代は『エースをねらえ』や『アタックNo.1』など、スポーツ漫画が大好きで、自身もテニスやバレーボールをやっていたそうです。また『あしたのジョー』が大好きで、ボクシングジムに通っていた時期もあったようです。ただ、サンドバッグを打つと手にタコができてしまうので、ジムのマネージャーからNGが出て、パンチングボールばかりたたいていたとか。ボクシングは1年ほど続けて、背中に筋肉がつき、『けっこうたくましくなったな』と思うほどだったと語っていました」(同)