
メーガンさんにすがるしかないヘンリー王子
しかし、王室専門家は「ヘンリー王子はメーガンを怖がっている」と指摘。「ヘンリーはメーガンのそばにいるときはいつもおびえている」「メーガンから教えられたセリフを間違えなく言うため緊張している」と解説している。
一方で、矛盾しているようだが、ヘンリー王子はメーガンさんを失うこともとても恐れているという。専門家は「ヘンリーは、兄のように愛する妻とかわいい子どもを切望していた。メーガンを失ったら、次の妻を見つける自信は王子にはない。王子はアメリカで成功したものが何一つなく、妻子にすがりつくしかない」と話す。
そのヘンリー王子がこのほど控訴審で敗訴した。王室離脱の際には、警察による警護はつかないと政府が決定。これに対して控訴していたが、控訴院は「安全保障とは血統ではなく、義務とリスクに基づく」と判断したのだ。敗訴した王子は、裁判における双方の訴訟費用を負担しなくてはいけない。ザ・サン紙によると、3億円ほどに達すると言われている。

国王と兄は「冷淡な人間」と批判
この控訴審の判断にヘンリー王子は激怒し、その後のBBC記者からのインタビューで、「父は私と話をしてくれない」と不満を述べている。さらに、「父はあとどれくらい生きられるか分からない」と耳を疑う発言もあった。父親の余命を憶測する一言は「無神経さに声を失う」と驚きが広がっている。これでは王室との距離が縮まるわけもない。
また、エクスプレス(オンライン)によると、ヘンリー王子のインタビューを見たボディランゲージ専門家が、王子は“和解”という言葉を口にする時、肩をすくめ皮肉な笑みを浮かべることについて、「王子は、本当は王室との和解など望んでいないのではないか。和解したいと言いながら、謝罪の言葉が全くなかった。彼の狙いは和解ではない」と述べて注目された。つまり、ヘンリー王子は、寛容な自分は和解の手を差し伸べているのに、それに応えない父と兄はかたくなで冷淡な人間であると、BBCという国際的メディアで印象づけたのだ。「自分を被害者に仕立てての王室攻撃は、メーガンのよく取る手法そのままだ」と話している。
(ジャーナリスト 多賀幹子)
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