最近はショートカットになった千堂あきほ

仕事と家庭の両立はできない

 千堂は最近、インタビューで「周囲からはバリバリ仕事をして家庭との両立ができるイメージがあるようでしたが、まったく両立なんてできませんし、基本的に家族を優先していたんです(中略)お声かけいただいたことを真摯に対応してやらせていただいています」(双葉社「THE CHANGE」2023年7月10日配信)と語っており、マイペースに活動を続けているようだ。

 SNSでは、北の大地での子どもたちとの暮らしの様子や、毎日の畑仕事についての投稿も多く、自宅の畑での農作業に精を出しているようだ。一方、19年から北海道漁協女性部応援大使を務め、各地の浜めしを紹介するNHKの番組などにも出演し、道内各地の漁港のPR大使としても活躍。家族との生活を優先しつつ、ローカルタレントやPR大使として、地に足の着いた生活を続けている。

 芸能評論家の三杉武氏は千堂についてこう述べる。

「千堂さんの全盛期は、目鼻立ちの整った顔立ちとソバージュへア、抜群のプロポーションを生かしたボディコンという華やかないで立ちで人気となり、学園祭でも引っ張りだこ。杉本彩さんや田中美奈子さん、森高千里さんらとともに一時代を築きました。『東京ラブストーリー』では、連ドラ初出演ながら江口洋介さん演じる三上健一に惹かれる医大生の長崎尚子を好演しました。昨年5月には、同ドラマで共演した鈴木保奈美さん、有森也実さんとテレビ局で偶然遭遇したようで、その3ショット写真が鈴木さんのインスタにアップされて話題になりまし。現在は北海道を拠点に活動をしていますが、ローカル局の情報番組のコメンテーターを務めていたこともあり、地元の視聴者から広く愛されています。今後も北海道でマイペースな活動を続けられるのではないでしょうか」

 千堂と同じく90年代に活躍した学祭クイーンたちは慈善活動に専心する杉本彩や、再び歌手として活動を再開させた森高千里など、アクティブなタレントばかり。全国区でまた千堂の姿を見るチャンスが増えることも期待したい。

(雛里美和)

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