2010年、春の園遊会に招待されたフィギュアスケートの浅田真央選手(当時)と高橋大輔選手(当時)。たくさんのマイクを前に、顔を見合わせる様子がほほ笑ましい=2010年、東京・元赤坂の赤坂御用地、JMPA
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 先週に多く読まれた記事の「見逃し配信」です。ぜひ御覧ください(この記事は「AERA DIGITAL」で2025年4月22日に配信した内容の再配信です。肩書や情報などは当時のまま)。

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 天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が、4月22日、赤坂御苑で開催される。東京・元赤坂の赤坂御苑は、天皇陛下をはじめ皇族方、そして紋付き羽織はかまやモーニング、着物などを着た招待客でにぎわう。ニュースで流れるのは陛下や皇族方との懇談の場面が中心だが、それまでの時間は招待客の和気あいあいとした様子や意外な表情を目にすることができる。

 2018年春の園遊会では、平昌冬季五輪で金メダルを獲得、けがを乗り越え、フィギュア男子で66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦さんに注目が集まった。

 園遊会がはじまるまでの間は、会場となる赤坂御苑は、テントで提供される食事を堪能したり、新緑に囲まれた空間で宮内庁楽部による雅楽に耳を傾けながら記念撮影をする招待客の笑顔でにぎやかな雰囲気だ。

 羽生さんが宮内庁職員の誘導で会場に到着すると、あっという間に周囲に人が集まった。歌手の和田アキ子さんも、スマホを取り出して羽生さんと笑顔で撮影。周囲からは、「頭が小さい」「羽生さん、美しい」と、ため息交じりの声が漏れるなか、珍しいツーショットをスマホにおさめようと、さらに人だかりができた。 

 また、棋士として初の国民栄誉賞を受賞した将棋の羽生善治さんとスケートの羽生さんで「W(ダブル)羽生の奇跡のツーショット」が実現するなど、和気あいあいとしたムードが続いた。

春の園遊会で、歌手の和田アキ子さんが笑顔で羽生結弦選手(当時)と談笑。貴重なツーショットをカメラにおさめようとスマホをかざす招待客が集まった=2018年4月25日午後、東京・元赤坂の赤坂御苑、JMPA

 フィギュアスケート選手といえば、バンクーバー冬季五輪で銀メダルをとった浅田真央さんは、10年春の園遊会にも招かれている。バンクーバーでの赤と黒の情熱的な衣装を思い起こさせる同色のワンピースがよく似合っていた。このときの「真央ちゃん」はまだ19歳。銅メダルの高橋大輔さんと一緒に沢山のマイクを突き付けられて、顔を見合わせる一瞬、すこしだけ幼さの残る表情がなんとも可愛らしい。

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