
4月8日未明、女優の広末涼子容疑者(44)は新東名高速道路で交通事故を起こした後、搬送先の病院で看護師を蹴るなどしてけがをさせたとして、傷害の疑いで逮捕された。取り調べが続く中、静岡県警は10日午前、東京都内の広末容疑者の自宅に危険運転致傷容疑で家宅捜索に入った。家宅捜索が入った日は偶然にも、広末容疑者の長男の誕生日。自宅にはひっそりと「ケーキ」が運び込まれ、1人の女性が訪れていた。
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東京都内にある広末容疑者の自宅に10日、捜査員約10人が家宅捜索に入った。
「捜索は午前10時前から始まって2時間くらいで終わりました。捜査員はプラスチックの箱を持って自宅から出てきましたが、押収物はそんなに多くありませんでした。なぜ危険運転に至ったのかを解明するために薬物についても調べたようですが、違法薬物は出なかったようです」(テレビの報道関係者)
現在も警察の取り調べを受けている広末容疑者だが、逮捕直後は取り調べでも大声を出すなど落ち着かない様子が続いていたとも報じられ、捜査当局は10日までに十分な取り調べができなかったと判断したようだ。静岡地検浜松支部は裁判所に広末容疑者の拘留を請求し、同地裁は最長で19日までの拘留を認めた。
家宅捜索の当日。記者が広末容疑者の自宅近くで取材をしていると、意外な光景を目撃した。家宅捜索が終了して3時間ほどすると、自宅周辺からは報道関係者もいなくなった。すると、そのタイミングを見計らったかのように、タクシーが自宅近くに止まり、中から40代くらいの女性が降りてきた。記者が「ご家族ですか」とたずねると、「いえ、知り合いです。家の中にいる子どもの面倒を見てあげるために来ました」と答えた。広末容疑者について聞くと、「全然、わからないんです。私も久しぶりなので、とても心配しています」とだけ言い残し、家の中に入っていった。
それからしばらくすると、ケーキの箱を2つ持った知り合いらしき女性が現れ、近くの駐車場で待っていた。数分後、広末容疑者の自宅から先ほど入っていった女性が出てきて、レシートを見て料金を支払い、ケーキを自宅に運び込んだ。