3月18日に行われた筑波大学付属高の卒業式を終え、学び舎に別れを告げて校門から友人らと出てきた悠仁さま。沿道からお祝いの声があがると、笑顔で手を振った=2025年3月18日午後、東京都文京区、読者提供

大学近くの飲食店に”歓迎定食 1100円"

「ご入学おめでとうございます」

 小旗を振りながらお祝いを伝える人たちを目にし、悠仁さまは車の窓を開けて、にっこりほほ笑み返してくれたという。

「人前に出る機会が少しずつ増えたためか、お手振りにも余裕を感じるほど、たくましくなられた印象です」(折本議員)

 筑波大生が通う飲食店も、悠仁さまの入学を歓迎している。

 中華料理店「百香亭 筑波大学店」店長の許徳生さんは、悠仁さまの合格が報じられた日から試作を重ねた「歓迎定食」(税込み1100円)を、入学式の5日からメニューに加えた。筑波大生にも人気のとろりとしたチーズを加えた黒酢の肉団子に、卵スープ、おかわり自由のごはんにザーサイ、デザートは杏仁豆腐ですでに人気メニューになった。

入学式を前に、「自転車に乗って移動しようと思います」と語った悠仁さま。会釈する姿勢も美しい=2025年4月5日午前7時53分、、茨城県つくば市、JMPA

 店には、いろいろなサークルや部活の上級生が後輩を連れてくるためいつも筑波大生でにぎわっているという。

「悠仁さまはまだいらっしゃっていませんが、お友だちとぜひ歓迎定食を召し上がっていただきたいですね」(許さん)

 悠仁さまは、授業の合間は自転車で移動をするつもりだと話していた。このコメントに、英オックスフォード大学留学時代に、楽しそうに自転車に乗った浩宮時代の天皇陛下の姿を思い浮かべた人も少なくなかったかもしれない。悠仁さまも新緑のキャンパスを自転車で軽快に走り抜けることだろう。

 (AERA 編集部・永井貴子)

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