
カイ:そのくらいフラットな関係性だった。学校全体がそういう感じの人が多かったよね。男子の人数が極端に少なかったっていうのもあって、男女がどうこうってよりはみんなが仲良くなるっていう。その中でも俺たち4人はとくに仲が良かった。
百田:卒業してからも、友達の結婚式にカイくんと一緒に参列したり。式の前日から「やばい、私泣いちゃうかも」「いや俺も泣いちゃうわ」みたいに連絡を取りあって。
カイ:で、宣言通り二人で泣く(笑)。同じテーブルの隣同士の席で「よかったねぇ」「本当によかった」って。
百田:お互い色んな話をしてきたよね。
カイ:うん。仕事が忙しい時期でもわりとコンスタントに連絡を取りあってきた。
百田:思い出も一緒だし、過ごした時間も長いし、お仕事の種類もすごく近い。しかも同じ事務所だしね。
カイ:俺たちって共通言語がめっちゃ多くて、感覚とか価値観もすごく似ている部分があるんだと思う。だからこそ、自分が経験していないことをかなちゃんから聞くと、他の人から聞くより刺激を受けたりもする。
百田:わかる。私もそう。
カイ:家族とか地元の友達には話せないけど、かといってメンバーにするほどでもない話ってあるでしょ? そういうのをかなちゃんには普通に話せるんだよね。
百田:芸能のお仕事って特殊だったりするから、悩みを話せる相手がどうしても限られてくるし、そうなるとカイくんも私も自分で解決しようと思っちゃうタイプ。でも、一人でモヤモヤしてる時、「最近こうでさ~」みたいに重くならずに相談できるから本当にありがたい。
カイ:話して楽になることって結構あるもんね。「意外と考えすぎてたんだな」とか「結構食らってたんだな」とかそういうのがはっきりして、自分の中でリセットされる。だから、かなちゃんと話す時間は俺にとってもすごく大事。
百田:カイくんもそうだし、サーヤとか成弥も含めて「私たちって、おじいちゃんおばあちゃんになってもずっとこの感じじゃない?」ってよく話すよね。
カイ:話すねー(笑)。たぶんずっとこうだよ。10代のあの時期を一緒に過ごしたからこその空気感って絶対あると思うから。