4月1日でデビュー45周年の松田聖子
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 各地でサクラが開花し、いよいよ春。そして4月1日にデビューから45周年を迎えるのが松田聖子です。数ある名曲のなかで、松田聖子の「春」の曲と言えば、みなさんはどの曲を思い浮かべるでしょうか。AERA dot.編集部が実施中の読者アンケートには、続々と回答が寄せられていますが、3曲がそろって「1位」になりそうな大混戦。その中間結果を、報告します。そして最後に一歩抜け出す、松田聖子の春の「一曲」は果たして――。

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 1980年4月1日のデビューから、まもなく45周年を迎える松田聖子。今回のアンケートでは、2つのテーマについて、みなさんの声を募集しています。

 1つは松田聖子の「春の曲」といえば何か。もう1つが「若い世代にお勧めしたい曲」です。いずれにも、楽曲に対するそれぞれの思いが込もったコメントとともに、回答が続々と集まっています。

 そして、「春の曲」については、3曲が数票差で1位を争うデッドヒートを展開中。三つ巴の状態になっている状況について、中間発表します。
 

「制服」

 1曲目は「赤いスイートピー」(1982年1月21日リリース)のB面という位置づけの楽曲「制服」。「リリース当時中学卒業だったから」(50代、男性)というように、卒業シーズンである「春」に思い浮かぶ、という声が多く上がっています。

 女性ファンからは、自身の甘酸っぱい思い出とともに、「制服」が胸によぎるという声も。

「中学卒業の時で好きな人と高校は違う、離れてしまうなーと思いながら聞いた曲でした」(50代、女性)

「中学生の時に一つ年上の好きな先輩がいて、卒業式に友達と泣きながら歌った思い出があります。当時学ランの第二ボタンと名札を貰って嬉しかったです。その後一年程お付き合いしたのですがとても奥手なのか優しすぎたのか、物足りなくなってお別れしました。家族絡みでの交際でしたから少し気まずくなってしまいました。私から告白して私からサヨナラするという形でした」(50代、女性)
 

「赤いスイートピー」

「赤いスイートピー」/「制服」 撮影/写真映像部・大野洋介 レコードジャケット/「歌謡曲BAR スポットライト 新橋」所蔵

 2曲目は、「制服」のA面「赤いスイートピー」。松田聖子にとっては、初めて呉田軽穂(松任谷由実)が作曲した作品で、説明不要な楽曲に「名曲!」(50代、女性)「この曲以外ありません」(50代、男性)と力強く言い切る声も。

 曲の出だしから、まさに「春」な曲で、「『春色の汽車に乗って』という冒頭から、春の情景が広がってきます」(50代、男性)というように、曲全体から春の香りや景色を感じさせる名曲中の名曲。

 松田聖子のデビュー当時からコンサートに行き続けているというファンからも、「赤いスイートピー」推しの声が。

「デビューから45年ずっとコンサートに行っている58歳です。沢山好きな曲がある中でやはり珠玉の名曲はコレでしょう。特に2番の歌詞『何故貴方が時計をチラッと見るたび泣きそうな気分になるの』は女心として切なくなります」(50代、女性)
 

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