我が子の就活に親は…(写真はイメージ=GettyImages)
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 来春に向けて、学生の就職活動が本格化しています。子どもがどこに就職するか、親としては気になるところ。そんななか、企業が学生の保護者に内定の確認をする「オヤカク」や、保護者向けの会社説明会(オリエンテーション)を実施する「オヤオリ」が広がっています。AERA dot.編集部のアンケートでは、「親としては行き過ぎ、過保護だ」「自立を妨げる」という否定的な意見が優勢だった一方、就職活動中の子どもにアドバイスするなどして「関わった」「関わりたい」という回答は5割強。寄せられたコメントからも、子どもの姿を見守る親心がうかがえました。

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 今回の「子どもの就職活動」についてのアンケートは、3月19日から26日に実施。230人から回答がありました。ご協力いただき、ありがとうございました。
 


 まず、子どもの就職活動に「関わった」、または子どもがいると仮定して「関わりたい」と答えた人は53.5%。逆に「関わらなかった」「関わりたくない」は40.4%でした。

「関わった」「関わりたい」理由として、最も多かったのが「子どもの希望、将来の考えなどを知っておきたい」の46.5%でした。

 一方の「関わらなかった」「関わりたくない」理由として最も多かったのが、「子どもの人生なのだから、親であっても関わらない」の37.8%でした。
 

子どもにはどんな会社を選んでほしい?

 就職活動中の子どもに、親としてはどんな会社を選んでほしいのか。重視する要素として最も多かったのは「本人のやりたい仕事ができること」で、58.7%でした(以下、複数回答)。

 2番目に多かったのが「福利厚生が充実していること」の40.9%。そして、「仕事を通じて本人が成長できること」の40.0%。「経営が安定していること」の38.3%と続きました。

 なお、「給与が高いこと」は22.2%にとどまり、「公務員」は6.1%、「親の家の近くで勤務できる」は5.2%でした。
 

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