
ここにきて注目度が増してきた国民民主党。議席も増え、日本の政策決定にも大きな影響を与える位置にいる。その中心となっているのは、言わずと知れた代表の玉木雄一郎氏(55)だ。そんな玉木氏とはどんな人物なのか。支持者や政治記者は別として、昔から顔くらいは知っている、というのが一般の人の感覚ではなかろうか。そこで、高校時代の友人に、玉木氏の人となりや高校時代の彼女との甘い場面、政治家としての資質などを聞いた。そして、 あの騒動のお相手についても……。
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玉木氏は、香川県大川郡寒川町(現・さぬき市)生まれ。地元の小中学校を卒業し、名門の県立高松高校に進学した。このときの同窓生で、現在はうどん店を経営する久枝了(ひさえだ・りょう)さんは、今も玉木氏と付き合いがあるという。
「玉木は『マドンナ』とか洋楽を英語で」
「高校時代、私も玉木も軽音楽部でした。私は当時流行(はや)っていた『サザンオールスターズ』や『RCサクセション』など日本の歌を演奏していたけど、玉木は『マドンナ』のカバーとか洋楽を英語で歌ってましたね。ギターもキーボードも弾けて器用でしたよ」
久枝さんが当時を振り返る。
さらに、強く印象に残っていることがある。高校の校舎は「コの字形」になっており、中庭を校舎から眺めることができた。ある日、久枝さんがふと中庭を見ると、玉木氏がギターの弾き語りをしていたのだ。
「玉木は生徒会に入っていて、同じ生徒会で付き合っていた、同じ学年の彼女がいたんですよ。中庭にはその彼女がいて、その前で玉木はギターを弾きながらラブソングを歌ってました!」
ずいぶんと思い切ったことをする高校生だと思うが……。
「周りに人がいて、見られていてもへっちゃらなんですよ。おとなしめな生徒だったら絶対できないと思うけど、彼は度胸があってひたむきだった。そういう意味じゃ、もともと政治家向きの性格なんだろうね」
久枝さんによると、玉木氏は高校2年のとき、文化祭の委員長を務めたという。