若いうちから「やっておくべきこと」

 まずはご説明してきたとおり、お金の管理が絶対。そして、次に貯金の習慣です。

 入ってきたお給料からまず貯金する額を引いておいて、残ったお金を生活費として使う「先取り貯蓄」は、ぜひ初任給のタイミングから始めておきたいところ。

 最初は無理せず、少額でも構いません。貯金の習慣をつけておくことが大切なのです。

 そして、さらに少額でもいいので、NISAなどを始めてみるのもおすすめ。投資は損をするリスクもあるので、まずは普通の貯金をしっかりすることが大事なのですが、コツコツ長期で増やしていく積み立て投資は、若いうちから始めておくことで複利の効果を得ることができます。
 

 まとまったお金が入ってくるようになると、つい使いたくなってしまうものです。

 しかし、しっかりとお金の管理をし、将来のためや何かほしいもの、やりたいことがあったときにお金が使えるように、残しておくお金のことも考えていきましょう。

(横川楓)
 

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