
松本人志の不在ですっかり勢いを失ってしまった「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)の2月9日放送回で、4年ぶりに芸人・俳優の板尾創路(61)が登場したことが話題となった。
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「『ガキ使』で25年以上前から続く『板尾シリーズ』が久々にオンエアされ、ファンは歓喜しました。例によってバドミントン対決中に、『隣のスタジオで収録中だった』という体の板尾が乱入してきてメンバーに難癖をつけ、陣内智則と“板尾の嫁”が大喜利対決をするというもの。板尾や嫁がズルをして、番組の賞金をかっさらっていくというお約束の内容でしたが、芸人として生き生きとした板尾さんの姿が久々に見られたことから、SNSでも大盛りあがりでした」(テレビ情報誌の編集者)
最近では芸人としてよりも俳優としての活躍が目覚ましく、今期もドラマ「地獄の果てまで連れていく」(TBS系)にも出演中で、怪演合戦を繰り広げる佐々木希と渋谷凪咲の脇を固めている。
「板尾が演じるのはサイコパスな殺人鬼・麗奈(渋谷凪咲)の父親。大学で教鞭をとる犯罪社会学者でありながら、娘とのゆがんだ親子関係の末、殺されるという役柄でした。実際に起こった『すすきの首切断事件』との類似性も指摘される複雑な親子関係を好演しています。ネットでは『犯罪社会学者の父親が麗奈と共犯とは! 板尾さんの演技がヤバい』『板尾創路さん出てくると、なんか妙に怖い雰囲気出る』など、視聴者からの評判も上々だったようです。これまで『カーネーション』や『まれ』『おちょやん』『いだてん』など、朝ドラや大河ドラマでも重用されてきた板尾ですが、近年では脚本や監督を務める作品もあったり、気鋭の人気劇団・ヨーロッパ企画の舞台にも出演するなど、着実にキャリアを重ねている印象です」(ドラマウォッチャー)
俳優業については、最近のインタビューで「この年になってくると、いただく仕事が適性であり、望まれている仕事で、その期待にどう応えるかということに落ち着いてくる」(「マイナビニュース」2024年11月16日配信)と語っており、芸人から俳優にシフトしてきたのは、あくまで自然体で、求められる役割に向き合ってきた結果だと明かしていた。
若い世代には俳優としての知名度のほうが高いと思われるが、芸人としての板尾は、やはりダウンタウンとの関係抜きには語れない。