友「うるさい。早く見てこいよ」
合格だった。
私「あった、合格だったよ」
友「おーーーーーー。よかった」
私「付き合ってもらってすまなかった」
友「いやいや、よかったよかった」
私「心配だった?」
駅前のコーヒーショップで
友「いや、べつに。でもよかったな」
私「ありがとう。コーヒーでもおごろう」
2人して駅前のチェーン店のコーヒーショップで、なんか食いながら高校生の時と同じようにダベったような気がする。
私「それじゃまた」
友「あー。また連絡する」
私「あいよー」
2人で電車に乗って池袋で別れた。春からオレも大学生か。私も友だちも大学生になると思うと、こないだまでの距離がまたずいぶんと開いてしまうような気がしてちょっと寂しかった。
そういえば、まだ彼女には会わせてもらってない。次回会う時には、連れてきてもらおう。必ず会わせてもらわねば。
「びっくりするほどの〇スならいいな……」と呟きながら山手線に乗り換えた。
数カ月後に会った彼女はなかなか可愛く、距離はなかなか縮まらんなー、とまた寂しくなったのだった。
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