町の「おまわりさん」も飛び入り参加
続いての町民さんは、かっくんの同級生、川原農産の川原のぶあきさん。米と果樹をやっていて米は東京ドーム8.5個分の田んぼで作っていたのだそう。しかし、道が地震でずれた上に豪雨で流されて、しかも人手がなくなって米作りはできなくなり今は果樹だけをやっていると。しかし「町民がいないなら町民になってもらえばよいのでは」と、全国から一口農場主を募集して米作りを再開させようとしているのだと話してくれました。みなさん失ったものがたくさんある中で、どうやって再興させるか最高のアイデアを出しながら歩みを進めています。雪がとけて春になったら新しい農場主たちで町野の田んぼがにぎわいますように! (奈良に避難したままの奥さまとお子さん5人。早くご家族そろって暮らせますように!!)
会場に来てくれた方たちも放送に興味津々。マイクを向けると逃げちゃうかなと思ったら、全然!私が初めて聞く、もとやスーパーの本日の目玉「タラの刺し身のこつけ」について「刺し身にタラの子がまぶしてあっておいしいの! ポン酢で食べる人もあるねー」と熱弁。あら、黄色のエプロンがすてきと思ったら、かっくんのお母さんだって(笑)。隣のお母さんも「おいしいのよ!ほんとに!」と援護射撃。なんだか楽しいラジオです。
そのほかにも、富山から「もとやスーパーに来たくて家族で来ました」っていう人がいたり、日本航空石川の元甲子園球児で今はサラリーマンを辞めて地元の工事を手伝っている27歳の宮本くんとか、競歩アジア記録申請中の男子とか(町野町民、すごい!)、なんてバラエティー豊かな人材ぞろいなの!(笑)
今回は1日限りのお試し放送だけれど、明日からでも「まちのラジオ」はできそうです。
町のおまわりさんも飛び入り出演。「こち亀」の両さんみたいな近藤巡査部長は地震以降、ずっと町の安全のために町民に寄り添ってきたおまわりさん。「今はいろんな人たちが町の外からやってきてトラブルも発生しているので、ちょっとでも気になることがあったら遠慮せず相談してください!」と力強い言葉を残して町の巡回へと戻っていきました。