発売中(撮影/写真映像部・山本二葉)

 あなたはパニック売りをしやすいか、そうではないか? その傾向をチェックする簡単な質問に答えてみてほしい。

 診断結果は、こうだ。まず、2つの質問の「どちらも」、コインを投げて……の【選択肢1】または「確実に1万円もらう(支払う)」の【選択肢2】を選んだ人は一貫性のある人。

 次に、お金がもらえる場面(問1)でのみコインを投げる人、またはお金を支払う場面(問2)でのみコインを投げる人は、情報の提示の仕方により影響を受ける傾向がある。

 このタイプを学術的にいうと「フレーミングがある人」。気を悪くするかもしれないが、一貫性がない人とも表現できる。

 一般に、損をするかもしれない局面でコインを投げる人(損失局面のフレーミングがある人)の数は、利益が出るかもしれない局面でコインを投げる人の約3倍という。

 ではパニック売りの傾向があるのはどのタイプか? 

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パニック売りしやすい人はコレ