今年は野村義男と共に「MASAHIKOとYOSHIO」として日本各地と台湾でコンサートを開催。昨年12月には鈴木おさむ氏が構成・脚本を務める笑いと歌のエンターテインメントステージ「Thank you very マッチ de SHOW『ギンギラ学園物語』」を東京・明治座で上演し、立ち見が出るほどの大盛況だったという。
さらに今年4月には、韓国人スター・SE7ENやJINJIN(ASTRO)らが出演する新感覚舞台「ドリームハイ」への出演が決まっており、確かにこれまでの固定観念にとらわれない自由な活動が目立っている。
「ギンギラギンにさりげなく」が韓国で人気
このほか、3月16日からはTUBE・前田亘輝との旅番組「近藤真彦&前田亘輝 男ふたりの冒険旅inタイランド~風と歌を感じて」(CS「日テレプラス」)が放送予定。そんな60代とは思えないパワフルな姿を見せる近藤について、芸能評論家の三杉武氏は次のように語る。
「1987年に『愚か者』で『第29回日本レコード大賞』の大賞を受賞するなど、歌手として数々のヒット曲を世に放った近藤さん。旧ジャニーズ事務所を退所した際は“逆風”も浴びましたが、今ではすっかり“辞めジャニ”の中でも勝ち組と言ってもいい存在です。60歳の誕生日を迎えた昨年7月に東京・日本武道館で開催した『Thank you veryマッチ60th Anniversary』には1万人を超える観客が集まりましたが、旧ジャニーズ事務所を離れた後も多くのファンに支えられてコンサートやディナーショーなど歌手活動は順風満帆のようです。
一昨年の春に元F1ドライバーの中嶋悟さんの後を受けて『日本レースプロモーション』の会長の要職に就任したのは、タレントイメージアップなど芸能活動の点においてもプラスに働いている印象。また、もし旧ジャニーズ事務所に残っていれば、“長男”として故ジャニー喜多川氏の性加害問題の批判の矢面に立たされていたり、被害者の救済活動に携わっていたりした可能性もあり、結果論になりますが良いタイミングで古巣を離れたと言えなくもないですよね。最近は韓国の人気番組『韓日歌王戦』の影響で自身のヒット曲の『ギンギラギンにさりげなく』が同国で注目を集めるなど意外な追い風も吹いており、今後も活躍が見られそうです」
若い層の間でも「聞き返しのCMの人」としての知名度が高まっているという近藤。還暦を過ぎた“マッチ”に期待したい。
(小林保子)
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