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中居正広氏と女性とのトラブルをめぐる騒動の影響で、スポンサー離れの問題が長期化しそうなフジテレビ。連日、ゆうちゃみやなかやまきんに君らが出演するACジャパンのCMが放送される中、「日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会」のACジャパンの支援広告に起用されている近藤真彦(60)の存在感も増しているようだ。
CMは、近藤がコンサート会場で「あれ? 声が小さいな」「もう1かーい!」などと客とコール&レスポンスをする中で、自身の“聞き返し”の多さに気づいて耳鼻咽喉科を受診するストーリー。近藤が同広告に起用されたのは昨年7月だが、フジの騒動に伴い一瞬にして“超有名CM”となった。
現在、ネット上では「こんなにマッチを見る日が来るとは思わなかった」「5年分のマッチを見た!」といった反応が散見されるほか、近藤のモノマネを持ちネタとする片岡鶴太郎も今月のラジオ出演時に反応。共演した放送作家・高田文夫氏から「今売れてますよね、マッチ。1日何百回も出てますから。売れちゃって売れちゃって」と話を振られると、片岡は「大変な露出ですよね」と喜んでいた。
このCMの裏話について、エンタメ誌の編集者が話す。
「同CMは、昨年4月に行われた近藤さんの還暦記念ツアーの大阪公演の終演後に撮影されたそう。CMに映っている客席のファンは本物で、情報解禁前だったため、なんのCMであるか一切伏せられたまま撮影に協力していたとか。コール&レスポンスのシーンの練習中には、近藤さんが突然ギャグを披露する場面もあったようで、和やかなムードの中、終演後に残ってくれたファンを最後まで楽しませていたとか。同CMはコミカルな内容が視聴者に好評で、再ブレークも期待される近藤さん。奇しくも旧ジャニーズ時代の後輩である中居さんの騒動の影響で自分のCMが流れている点は、本人も複雑な思いを感じているのでは」
旧ジャニーズ時代よりも生き生き
近藤といえば、1980年代を代表するトップアイドルの一人として人気を博し、次第に世間の熱狂が落ち着く頃にカーレーサーとしての活動を本格化。94年に「全日本GT選手権」で初優勝を果たしたほか、2000年からオーナー兼監督を務める「KONDO Racing Team」を幾度となく優勝に導き、23年には「日本レースプロモーション」の取締役会長に就任した。前出の編集者が言う。
「1994年以降、事務所の最年長タレントであったことから、長らく『ジャニーズの長男』と呼ばれていた近藤さんですが、2020年に不倫疑惑が一部週刊誌に報じられ、翌年に旧ジャニーズ事務所を退所。騒動当時はネガティブな声にも晒され、『FNS歌謡祭』の出演を辞退するなど活動を自粛していましたが、独立後はより自由度の高いエンターテインメントショーをファンに見せてくれており、旧ジャニーズ時代よりも生き生きとしている印象すら受けます」