若月啓聡さん(右)、若月光保子さん(撮影/小黒冴香)
この記事の写真をすべて見る

 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2025年2月24日号では、Chompyの若月啓聡さんとSHEの若月光保子さん夫婦について取り上げました。

【写真】この夫婦の写真をもっと見る

*  *  *

妻28歳、夫30歳で結婚。2人で暮らす。

【出会いは?】インタビュー記事企画で、アーティストに妻がインタビューし、夫がカメラマンを担当した。

【結婚までの道のりは?】初対面で「カセットテープコレクターで検索してください、そこに出てくるのが自分です」と言われて、あまりに変な人すぎて興味が出た妻が夫を食事に誘った。その後、4年ほどで結婚。

【家事や家計の分担は?】食事は夫、ほかは気づいた方がこなす。家計は別々。

夫 若月啓聡[31]Chompy デザイナー

わかつき・ひろあき◆1993年生まれ、千葉県出身。2016年に千葉商科大学卒業。21年から現職。個人では12年からスタートアップ数社でデザイナーとして働きつつ、サイト制作なども請け負っている

 カセットテープは小学生の頃から集めています。年代や録音できる時間によってデザインが違っていて、見ていて飽きません。未開封のものと開封済みのものを合わせて3万個以上はあると思います。将来はカセットテープ博物館を作るのが夢です。

 凝り性なのかもしれません。IT企業でデザインの仕事をやっていますが、ハマったのは中学生の時です。本を買ってきては新しいことに挑戦するという繰り返し。高校生の時にはサイトを作るアルバイトに専念していました。

 料理も大好きです。妻は和洋中何でも「おいしい」と喜んで食べてくれるので、それがうれしくて、毎日作っています。

 妻はいつも私を前向きにしてくれる存在です。どんなささいな話にも耳を傾け、「大丈夫だよ」と励ましてくれる。一緒にいながらお互いの自由を尊重し合える最高のパートナーです。

 これからも毎日の生活を大切にしながら、お互いの夢を実現していこうね。

次のページ
夫はとても無邪気で自分にうそがつけない人