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先ほどまでは主演として大いに場を温めていた三山がBE:FIRSTのRYOKIとして再登場。映画の切なさと温かさを宿したような主題歌「誰よりも」のイントロが聞こえた。「二人の運命の先は どこに消えてゆくのだろう」。良城と月菜の運命の先を想って綴られた言葉がRYOKIの甘く美しい歌声で響き渡った。
続いてRYUHEI、JUNON、SHUNTOがRYOKIの想いを繋ぐように美しい歌を届けた。2番はRYOKIに加えてMANATO、LEO、SOTAが歌う。ただ上手く歌うのではない。この曲で何を伝えるのかということと深く向き合った歌からは「音楽ファースト」を掲げるBE:FIRSTだからこその誠実さが伝わってきた。
初めて「誰よりも」を披露し、顔を見合わせたり、笑顔を浮かべたりする7人。三山は「変な気持ちです。横並びにメンバーが全員いて、自分が出演させてもらった(映画の主題歌の)、自分が書かせてもらった歌詞を歌うのは。メンバーが想いを馳せながら歌っていてすごく感動しました」と話した。
BE:FIRSTのパフォーマンスは同じ曲だとしても毎回新たな表情が宿る。2部の「誰よりも」はまた違う表情の歌唱が味わえたが、7人一丸となって楽曲に宿った想いを120%届けようという意思が変わらずに溢れていた。
LEOだけ「応援上映」
1部、2部ともに歌唱後にメンバーそれぞれが言葉で想いを伝えた。
SHUNTOは「この作品(映画)は結構前に観させてもらっていて、今日も楽屋で映像を観ながら準備をしていたんですが、その後に歌わせていただくとくるものがあった。RYOKIの想いを背負いながら歌わせていただきました。RYOKIがこの作品を通して感じた言葉や感情をリリックに込めてBE:FIRSTとして昇華できていることをとてもありがたく感じています」と話した。
スケジュールの都合で今日のイベント前に楽屋で初めて映画を観たLEOは、三山曰く「休日にずっとお酒を飲んでいるおじさんかっていうぐらい画面に突っ込んでいた」そうで、LEOは「僕だけ応援上映してました」と照れた。