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皇室の新年行事である「歌会始の儀」で、天皇、皇后両陛下の長女の愛子さまがお召しだったフリルのドレスが、皇后雅子さまから受け継がれたものではと、注目を集めた。祖母から孫へ、母から娘へ、皇后から妃へと受け継がれたドレスや着物、小物などを、大切に身に着けている皇室の方々は珍しくないという。
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愛子さまの優しい顔立ちに、淡いクリーム色のローブモンタントはよくお似合いだった。
首元や袖、上着の裾に品のよいフリルがデザインされたドレスと、共布であつらえたドレープの入った帽子は、2019年に皇太子妃だった雅子さまが、上皇ご夫妻の結婚60年を祝う行事でお召しだったものにデザインがよく似ていた。そのためSNSでは、「雅子さまから受け継がれたドレスでは」と注目が集まった。
「日中や夜の正装であるローブモンタントやローブデコルテといったロングドレスは、お召しになる機会も限られます。皆さま、きれいに保管なされていますので、世代の若い皇族方にお譲りになるのは、そう珍しいことではないとうかがっています」
そう話すのは、皇室の事情に詳しい人物だ。
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百合子さまのドレスは孫の女王へ
たとえば、江戸幕府の最後の将軍、徳川慶喜を祖父とし、昭和天皇の弟である故・高松宮さまの妻である故・高松宮喜久子さま、高木正得子爵の次女として生まれ、昭和天皇の末弟の故・三笠宮さまの妻の故・三笠宮百合子さま、そして上皇さまの弟の常陸宮さまの妃の華子さまをはじめとする宮妃のドレスや着物を、若い世代の女性皇族方が着用して、宮殿行事や園遊会などに臨むことは珍しくないという。