ミカン系のみずみずしいスイーツを味わうのもいいかもしれない。コンビニ限定で販売している「たらみのごろっとみかん」の価格は200円台。大粒ミカンがたっぷり入って果肉感も十分。すっきりとした甘みのフルーツゼリーだ。
「食べ応えがあり、スジとりも不要な良さがありますね。ミカンを酸っぱいと感じる人にもまろやかになっていて食べやすい。ボリュームがあるので、間食で欲張りたい人にも向いています」(菊池さん)
松嶋さんは、日持ちするマーマレードを薦める。
「ミカンは、今後も希少なフルーツになっていくかもしれません。マーマレードは、果肉部分だけでなく、外皮も一緒に楽しむことができるのがメリットの一つ。外皮にこそ柑橘特有の爽やかで濃厚な香りがいっぱい詰まっているので、そのまま捨ててしまうのはもったいない。この機会に、ご自身でマーマレード作りに取り組んでみるのもいいのではないでしょうか。マーマレードにすれば日持ちもします。希少なミカンだからこそ、その存在すべてを味わい尽くしてみては」
レジスタントスターチ
菊池さんは、フルーツではないが、近年、スーパーやコンビニでも売られるようになった、もう一つの「冬の定番」を推す。
「焼き芋はどうでしょう。焼き芋は一度冷蔵庫で冷やすと、糖分が食物繊維のような働きをするレジスタントスターチに変身します。もともとサツマイモには食物繊維が多く、レジスタントスターチとのダブル効果で、腸内環境を整えるのに役立ちます。おいしいだけでなく、病気になりにくい健康づくりになる。こたつで召し上がるなら、カロリーを抑えた緑茶や麦茶と一緒にどうでしょう」