芸能活動の無期限休止を発表した生島ヒロシ
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フリーアナウンサーの生島ヒロシ(74)が1月27日、TBSラジオの冠番組「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」を降板し、芸能活動の無期限休止を発表した。

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 同局は「TBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったことを確認したため、番組出演の継続が不可能と判断した」と説明。芸能記者によると、その裏にはかなり深刻なハラスメントがあったという。

「発表では詳細な内容については触れられていませんでしたが、生島は番組スタッフに対し執拗に叱責を繰り返し、威圧的な態度を取ることが常態化していたそうです。また、ネット上に掲載されていた不適切な画像を女性スタッフに送りつけるなどのセクハラ行為も確認されたとのことです」(芸能記者)

 これについて生島は、「TBSラジオの社長から直接降板決定を伝えられた。スタッフに対する言動がパワハラと受け取られたのだろう。セクハラに関しても認識が甘かった。不徳のいたすところ」と釈明し、責任を取る形で芸能活動の無期限休止と、所属事務所「生島企画室」の会長辞任を発表した。

 この決定について、TBSラジオの「森本毅郎・スタンバイ!」では、森本毅郎が次のように言及した。

「これだけだとですね、いきなり降板というような話になるのには、ちょっと乖離があるじゃないですか。そんなことで27年もやってきた番組、突然なくなっちゃうのって気になるんですが、実際はもっと深刻なハラスメントがあったということだと思うんですね」「こういう時代に面白半分で不適切な画像みたいなものをスタッフに送ったりして、『どうだ、面白いだろう!』みたいなことをやるっていう時代じゃ、もうないんですよ。その辺の認識がものすごくズレてしまった」

 生島の感覚が令和のコンプライアンス基準にアップデートされていなかったことに苦言を呈した。

 生島は1976年にTBSにアナウンサーとして入社し、1989年に退社して個人事務所「生島企画室」を設立。所属タレント100人超の大所帯でその顔ぶれを見てみると、モデル・タレントでは優木まおみ、元乃木坂46・松村沙友理、元AKB48・武藤十夢、アナウンサーでは元TBSの吉川美代子、元フジテレビの寺田理恵子などが在籍している。俳優では浅野温子や池畑慎之介(ピーター)などがおり、過去には小林麻耶や学生キャスターで卒業後にフジテレビに入社した佐久間みなみ、渡邊渚も所属していた。

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