関東地方は、2日(日)に広く雨や雪が降り、南部の平地でも積雪となる所があるでしょう。3日(月)以降は天気が回復しますが、厳しい寒さが続きそうです。体を冷やさないよう、体調管理に努めてください。
2日は広く雨 内陸を中心に雪も
2日(日)は関東の南を低気圧が東よりに進む、いわゆる南岸低気圧の影響を受けるでしょう。低気圧に向かって北から冷たい空気が流れ込む見込みです。
関東は広い範囲で雨が降ったりやんだりするでしょう。千葉県や神奈川県など、南部の沿岸部を中心に降り方が強まりそうです。
神奈川西部から群馬県南部の山沿いにかけて雪が降り、雪が積もる恐れがあります。甲信地方や静岡県の山沿いでは、雪の量が多くなるでしょう。
また、千葉県北東部や埼玉県の平野部でも雪が降る見込みです。路面状況の変化や見通しの悪さに注意が必要で、お出かけの際は時間にゆとりを持った行動をとることが大切です。
最高気温は10℃前後 立春過ぎても厳寒
3日(月)は南岸低気圧が東に離れるでしょう。宇都宮や水戸では雨が残りますが、多くの所で天気が回復する見込みです。4日(火)から先は広い範囲で晴れるでしょう。宇都宮には雪マークがありますが、風に乗って雪が舞うくらいで大雪や積雪の恐れはない見込みです。
一方、気温は平年より低い日が多くなり、5日(水)以降は特に寒さが厳しくなります。最低気温は関東北部と埼玉県で氷点下の所が多く、千葉、東京、横浜は1℃から2℃くらいまで下がるでしょう。最高気温は10℃前後で、特に5日(水)と6日(木)は広い範囲でひとケタになりそうです。
3日(月)は二十四節気の『立春』で暦の上では春となりますが、季節の進みは遅く、日差しの暖かさが感じられない日が続きそうです。
寒気の底は8日まで
寒気の底は8日(土)ごろまでで、9日(日)からは少しずつ寒さが和らいでくるでしょう。最高気温は各地とも10℃以上となり、風が穏やかな所では日差しにホッとできそうです。
ただ、最低気温は5℃以下で、内陸は氷点下の冷え込みが続くでしょう。朝晩を中心に冷たい空気に包まれるため、まだまだダウンのコートやマフラーなどが活躍しそうです。
除雪・防寒グッズの用意
2日(日)は雪が降り、昼間も震える寒さになります。また、天気が回復して晴れの天気が続いたとしても8日(土)ごろまでは寒気の底が続く見込みです。雪や厳しい寒さに備えて、以下のような除雪・防寒グッズを早めに用意しましょう。
① 融雪剤やスコップなど除雪用具の確認をしてください。直前に準備しようとすると、手に入らないこともあります。
② 電気やガスの暖房が使えなくなる可能性があります。カイロや湯たんぽ、灯油ストーブなど防寒グッズを用意しておきましょう。
③ 停電時にも情報が得られるように、電池式のラジオやモバイルバッテリーなどがあると安心です。
④ 低温で水道が凍結するおそれもあります。水道の凍結対策や飲料水の備蓄、生活用水用に浴槽に水をためておきましょう。
グッズの使用期限や消費期限は定期的に確認し、積雪に備えるようにしてください。