メーガンさんの「スタッフいじめ」を批判

 そんな中、アメリカの月刊誌「ヴァニティ・フェア」がヘンリー王子メーガンさんを表紙にして、2人の特集記事を掲載した。英王室離脱から5年を経た現在の状況を丹念な取材をもとに検証しているが、2人に批判的な内容がとても多い。

2024年2月、カナダで開催されたインビクタス・ゲームに参加したヘンリー王子とメーガンさん(photo アフロ)

 中でも注目を集めているのは、メーガンさんのスタッフいじめだ。被害者が「狼のいけにえにされる」「自尊心をズタズタにされる」と訴えるほど陰湿で、彼らの多くが退職やメンタル治療に追い込まれていることが詳報されている。

 メーガンさんは英王室にいたとき、スタッフいじめを指摘されると「甘やかすのは私の仕事ではない」「彼らは私がうらやましいだけ」と反論。ヘンリー王子も「メーガンは王室にやさしさと光を広めた」と自身の著書『スペア』の中で擁護している。今回の報道についても、メーガンさんは「不愉快だ」と言ったとされているが、他に追随するような公の反論は伝わってこない。

 同誌にはさらに、メーガンさんが離婚に関する本を出すことを思いつき、彼女のチームが「出版社の感触を探った」という話も登場する。これにメーガンさんは大きなショックを受け、「こちらの準備が整わないうちに、秘密が漏れてしまった」と憤っているという。

 その後すぐに、エクスプレス(オンライン)によると、メーガンさんは離婚ではなく恋愛についての本を出版するという。そのニュースを聞いた人々からは「メーガンは恋愛本を書く適任者とは思えない」との声があがる。夫や自分の家族、友人らへの仕打ちを思い出せば、自己啓発本や人間関係、特に愛がテーマの本は彼女にふさわしくないという。

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