特に、牡蠣を含む生の貝類を食べることは、誰でもノロウイルスに感染するリスクがあります。二枚貝[※5] は大量の海水を取り込み、プランクトンなどのエサを体内に残し、出水管から排水しますが、海水中のウイルスも同様のメカニズムで取り込まれてしまうため、貝の体内でウイルスが濃縮されてしまうと考えられているのです。
CDCも、「ノロウイルスに感染しないために、生の貝類や加熱が不十分な貝類は食べないでください。」と警鐘を鳴らしています。
感染力が非常に強いノロウイルスですが、感染を予防するために大切なのは、手を水と石鹸でよく洗うことです。一般的な手指消毒剤では効果がないため、しっかりと頻繁に手を洗うことが大切になります。また、貝類は十分に加熱し、野菜や果物は丁寧に洗うことも大切です。
あまりにひどかった下痢に、夫は「もう生のオイスターは食べないことを誓うよ」といっています。私も、感動するほど美味しかった生牡蠣をもう一度食べたいと思っていたのですが、辛い胃腸炎には二度とかかりたくないので、生の牡蠣はもう食べないようにしようと誓った正月となりました。
【参照URL】
[※1]https://vidsc.niid.go.jp/iasr/24/286/dj2867.html
[※2]https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/cmsfiles/contents/0000104/104566/r2009_07-12.pdf
[※3]https://www.cdc.gov/norovirus/php/reporting/norostat-data-table.html
[※4]https://www.cdc.gov/norovirus/data-research/index.html#cdc_facts_stats_impact-norovirus-worldwide