トラヴィス・スコットが、地元である米テキサス州をオマージュした新曲「4×4」のミュージック・ビデオを公開した。
この映像は、2025年初のシングルとなる「4×4」が配信されてから数時間後の現地時間2025年1月24日に公開された。スコットは、まるで大統領のようにシークレット・サービスに護衛されながら街を横断し、フットボールのフィールドでマーチング・バンドを指揮しながら、パフォーマンスしている。スコットは、現地時間1月20日に行われた【カレッジ・フットボール・プレーオフ・ナショナル・チャンピオンシップ】のハーフタイム・ショーで、「4×4」をメルセデス・ベンツ・スタジアムの屋上でマーチング・バンドと共に実際に披露していた。
大のWWEファンとしても知られるスコットは、「4×4」のMVにプロレス技も取り入れている。「4×4」デザインのチャンピオン・ベルトを掲げてリングに向かった彼は、口に含んだ水を噴射するトリプルHのシグネチャー・パフォーマンスもオマージュしている。
「4×4」は今月初め、Netflixで配信された『WWE RAW』の公式テーマ曲に起用されている。スコット自身も、米ロサンゼルスのインテュイット・ドームで開催された『WWE RAW』のNetflixデビュー戦にチャンピオン・ベルトを持参して登場し、ジェイ・ウーソをリングまでエスコートした。
さらにスコットはMVで、米テキサス州の旗を掲げながらダンスしており、1994年のO.J.シンプソン事件を彷彿とさせるカーチェイスのシーンも収められている。警察のヘリコプターや車両に追われる中、MVは緊迫感あふれるエンディングを迎えている。
「4×4」は、トラヴィス・スコットにとって忙しい1年の幕開けを飾る楽曲だ。今年4月には【コーチェラ】でヘッドライナーを務める予定も控えている。
なお、「4×4」のCD売上とスコットの公式ウェブサイトで販売されているLAFDグッズの収益は、ダイレクトリリーフのカリフォルニア山火事対応基金に寄付される予定だ。