現在放送中のNHK連続テレビ小説「おむすび」に出演することが発表されたお笑いタレントの渡辺直美(37)。1月16日放送回では、「わんこそば200杯食べた伝説の鬼ギャル」として“プリント写真”で初登場し、話題となった。渡辺はヒロイン(橋本環奈)の姉の(仲里依紗)の盟友で、今は岩手県で娘と暮らしているという設定だ。
2007年にピン芸人としてデビューし、ビヨンセのモノマネをキッカケに08年頃からブレークした渡辺。バラエティー番組に引っ張りだことなり、以降は17年放送のドラマ「カンナさーん!」(TBS系)で主演を務めるなど、女優としても活躍した。最近では、インパクトのあるファッションや飾らない日常を公開しているインスタグラムも注目を集めており、23年にはフォロワー1000万人突破し、インフルエンサーとしても存在感を示している。
一方で、21年に活動の拠点を米ニューヨークへ移したことも話題になった。移住から約4年が経過したが、芸人、女優、インフルエンサーなどさまざまな顔を持つゆえ、現在はどの活動がメインなのか疑問に思う人も多いだろう。
「昨夏、一時帰国した際に出演したバラエティー番組で『ちょこちょこ仕事をさせてもらって』と現状を語っていました。アメリカでの仕事はカタコトの英語でやっており、スタンダップコメディまではいかずともフリートークで舞台に立って、トークスキルを磨いているそうです。また、移住した年の21年に放送された情報番組では、ニューヨークで生活する中、オーディションを受けているが全部落ちていると告白していました。その時は、落ちる理由として自分だけ英語が拙いからだと説明していました。それでもアメリカの舞台で挑戦し続けているのですから、海外にしっかりと軸足を置いて活動していることがうかがえます」(テレビ情報誌の編集者)
英語が流暢に話せないにもかかわらず異国で奮闘する渡辺。22年2月からは、渡辺が全編英語で話すポッドキャスト番組も配信しているが、「しゃべくり007」(日本テレビ系、22年6月27日放送)では、同番組について、今の英語が拙い感じを逆に生かした英語トーク番組をやってみようと思い企画を立てたと告白。番組内容は「アメリカにいるファンと全編英語で電話トークする」というもの。企画を自らアメリカの会社にプレゼンすると、「面白いこと思いつくね」と言われ実現したのだが、渡辺の片言の英語に米国人スタッフ全員が不安になり、台本を用意することを勧められたという。渡辺は「台本がないほうが絶対面白い」と断ると、本番ではとても面白い番組になり、スタッフからは「疑ってごめんなさい」と逆に褒められたと明かしていた。