AERA 2025年1月27日号より

夫がいない生活がラク

 シングルであることで嫌な思いをした経験もほとんどない。以前、職場の年長の女性に離婚したことを話したら「ご主人を立てなきゃダメよ」とたしなめられてギョッとしたが、せいぜいその程度だ。

 先日銀行へ行ったときは、担当の女性も離婚経験者で話が盛り上がってしまったという。「似たような状況の女性は多いので心強い」と女性は話す。

「先立つものがなければ今も家庭内別居を続けてストレスをためていたかもしれない。自分の自由になるお金を貯めていて本当によかった。節約できるところはしつつ、趣味の時間を大切にしていきたいです」

(ライター・大塚玲子)

AERA 2025年1月27日号より抜粋

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